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HSBCのSIV支援策は投資家に朗報  

ヘッジファンド・ダイジェスト(2007年11月30日)  

破綻しかけたSIVの資産をBS計上  

 HSBCは傘下のSIV2社を救済する目的で、当該SIVの資産450億ドルを自社のバランス・シート(貸借対照表)に計上する計画だ。そのための資金としてHSBCは350億ドルを使う予定で、救済対象となるSIV2社は、資産370億ドルのカリマン・ファイナンスと資産80億ドルのアッシャー・ファイナンスだ。
 
 SIV(ストラクチャード・インベストメント・ビークルズ)は、短期社債を発行し、その資金で抵当担保証券や資産担保証券に投資する投資媒体的な性格の法人だ。他の銀行もHSBCの措置に従って、破綻しかけたSIVの資産を自行のバランス・シートに計上する可能性が高い。

果敢なHSBCの動きは  

 今回のHSBCの決定はシティグループ、アメリカ銀行、JPモルガン・チェースがSIVの資産を購入するために、1,000億ドルのスーパー・ファンドの設立に動いたのとは対照的だ。投資家はスーパー・ファンドが買い上げる資産について懐疑的だとアナリストは批判している。
 
 2月のサブプライム危機の時に、最初に、多額の損失を計上したのがHSBCだった。今日現在、HSBCの株は、2006年10月の高値1,030ペンスより25%安い790ペンスで取引されている。
 
 カリマンとアッシャーの投資家はHSBCが自行で運用する投資証券に交換できるオプションを与えられた。因みに、ドイツのIKBドイツ興業銀行とロンドンのチェイン・キャピタル・マネージメントSIVは、先月、発行する社債のリファイナンスが出来ずにデフォルト(債務不履行)を起こしている。

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